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全身麻酔が気持ちよかった話

2021年09月24日

こんにちは、EC課の鈴木です。

コロナのせいで書くことがありません。
なので昔話をしたいと思います。



遠い昔、はるか彼方の銀河系で…
ではなく、私が20歳くらいの話です。

バイト中だった私に強烈な腹痛が襲い掛かってきました。
今まで感じた腹痛の中で一番激しい痛みでした。

シフトや休みの話に手強い店長でしたが、
「帰っていいですか」の一言で「いいよ」と言われたので、
相当な顔色だったのだと思います。

そのまま帰らず車で休んでいましたが、
痛みが引くことなく2時間ほど経過してしまいました。
きりがないので痛みを我慢して車で家に帰宅。
そのままベッドに横になりました。

ハッと気が付くと深夜、まだ痛い。
さすがにこれはヤバイと思い始めました。
少しだけ痛みが引いていたため翌朝99クリニックに行くことにしました。

朝になると若干痛みが治まり、痛みが右側の下腹部に移動してました。
それでも非常に痛かったです。

親の運転で病院へ行き診察を受けたところ、
「虫垂炎」と言われました。いわゆる盲腸です。
痛みが中腹部から下腹部右側に移動するのは虫垂炎の最もポピュラーな症状だそうです。

軽度の場合は薬の服用で治るそうですが、
私の場合は軽度じゃないので腹を切って摘出となりました。
よって即入院、翌日手術となりました。

入院後、家族と私に「最悪の場合」の説明が行われました。
確率は非常に低くても説明しないといけないんだなと、ボケーッと聞いていました。
「腹膜炎になったら最悪の場合死ぬ」のくだりで母を見たら顔面蒼白でしたが、父は耳をほじって天井を見ていました。

また、患者をリラックスさせるために手術開始時には患者の好きな音楽を流しているそうで、
何をかけてほしいか聞かれました。
OjaysのI love Musicと口頭で伝えました。
古い洋楽なので用意できまいと意地悪をしました。

翌朝、人生初めての手術にワクワクドキドキしていました。
痛みが引いていたことと2日間なにも食べてないのでテンションがおかしくなっていたんだと思います。

私はローブ的なものは必ずパンツを履く派なのですが、
手術前に着たものは「全裸で」と看護婦さんに念を押されたので全裸でした。
スースーして寒かったです。そして、ブラブラして変な感じでした。

手術台に寝させられました。
前日から栄養補給として打っていた点滴に麻酔を流し込むようです。
先生から少し熱くて痛いよ、と言われました。

麻酔が流れてきました。
血管一本一本がわかるほど熱く、そしてなんかすごく気持ちよかったです。
もう一度言います。すごく気持ちよかったです。
なんなんだこの感覚は!?と思っていたら、OjaysのI love Musicがかかってきました。
「マジでかけるの?やるじゃん!」と感激していたら視界がどんどん遠くなっていきました。

気が付いたら口に拳が入っていました。
息苦しさで目が覚めた時本気でそう思いましたが、呼吸器でした。
あっという間でした。

筋肉は切ってないおかげか術後も普通に起き上がったり立ったりできました。
痛み止めの座薬を看護婦さんに入れてもらったときは、
パンツを下げた瞬間に入ってきて熟練さんは違うなと感心しました。

翌日一人でトイレに行ったところ、
下の毛が上半分だけきれいに剃られていてダサすぎて固まってしまいました。
ダサすぎて退院後全部剃りました。

そんなこんなで10日ほどで無事退院しました。
99クリニック様には非常にお世話になりました。

虫垂炎はほとんどの場合で原因不明だそうなので、誰でもなる可能性があり防ぎようがありませんが、
早い段階で病院へ行けば手術しなくて済むかもしれないです。
全身麻酔を経験してみたい方は1日待ってから…ではなくすぐ行ってください。
たかが盲腸かもしれませんが、悪化すると腹膜炎で死ぬそうです。

それにしても、、死ぬ前にあと1回は、全身麻酔したいですね~。