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塗料と塗装の基礎ガイド

変性シリコンとシリコンの違い。塗装できるのはどっち?|塗料と塗装の基礎ガイド⑦

外壁塗装や改修工事の現場で頻繁に話題になるのが、
変性シリコンとシリコンの違いです。
名称が似ているため混同されがちですが、両者は
成分特性も施工後の仕上がりも大きく異なります。
特に重要なのが「塗装できるかどうか」という一点です。

シリコン(シリコーン系シーリング材)の特徴

一般的に「シリコン」と呼ばれるものは、シリコーン系シーリング材を指します。
耐水性・耐熱性・耐候性に優れており、浴室・キッチン・ガラス周りなど
水回りで多く使用されます。

しかし、このシリコーン系シーリング材は塗装ができません。
表面が強い撥水性・撥油性を持つため、塗料が密着せず、

  • 塗料をはじく
  • 乾燥不良を起こす
  • 早期剥離が発生する

といった不具合が高確率で起こります。

結論:シリコンは塗装不可



変性シリコン(変成シリコーン系)の特徴

一方の変性シリコン(変成シリコーン系シーリング材)は、
シリコーンの耐候性を活かしながら、樹脂構造を改良することで
塗料との密着性を確保した材料です。

外壁目地やサッシ周りなど、
後から塗装を行うことを前提とした部位では、
基本的に変性シリコンが選定されます。

結論:変性シリコンは塗装可能

塗装前提で使われる代表的な変性シリコン製品

塗装対応の変性シリコンとして、現場でよく使用されているのが
以下の製品です。

サンスター ペンギンシールMS2570typeNB

MS2570typeNBは、
高耐候性・低汚染性に優れた変性シリコンです。
外壁改修や、長期耐久が求められる目地に適しています。



なぜ選定ミスが致命的になるのか

もし塗装が必要な箇所にシリコンを使用してしまうと、
後から塗ることはほぼ不可能です。
結果として、

  • シーリング材の撤去
  • 再施工
  • 工期遅延・コスト増

といった問題につながります。


まとめ

  • シリコン(シリコーン系):耐水性◎/塗装不可
  • 変性シリコン(変成シリコーン系):耐候性◎/塗装可


シーリング材は目立たない存在ですが、
建物の耐久性や美観、そしてその後の塗装品質を左右する、極めて重要な要素です。
「塗れる・塗れない」という違いを理解せずに選んでしまえば、
どれほど高品質な塗料を使っても、仕上がりや寿命に影響を及ぼします。
だからこそ、シーリング材は“つなぎ”ではなく、“設計の一部”として選ぶべき材料なのです。



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最終更新日:2026.02.02