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局所排気装置の定期自主点検にかかる費用とは?

更新日 2023.09.22

「局所排気装置の定期自主点検が近づいてきたけれど、委託か自社かで迷っている…。」

「定期自主点検を自社で行う場合にはどのくらい費用がかかるのだろう…。」

このようなお悩みを持っている方も多いのでは無いでしょうか。

局所排気装置の定期自主点検を行う場合、多くの道具を揃える必要があります。

本記事では、局所排気装置の点検時期が近づいている方や、点検の手段について検討中の方に向け、必要な道具や揃えた場合の概算の費用について解説していきます。

局所排気装置とは

排気装置
局所排気装置は、金属などの加工の際に出る粉じんや薬品を使用した際の有害物質などを吸引・排気する装置です。

人体への影響を防ぐだけでなく、有害物質の洗浄を通じて環境を守るのにも繋がります。

局所排気装置は、その重要性から法令でさまざまな機能要件や運用方法が定められています。

吸引に必要な風速や定期点検の周期、設置や移転の際に必要な書類を届け出る必要があり、多くの知識と業務が伴う装置です。

知識を十分につけておかないと、知らないうちに法令が守られていない自体になるだけでなく作業者へ危険が及ぶ可能性もあります。

局所排気装置の設置が必要な事業者の方は、装置について理解を深めておきましょう。

局所排気装置の自主点検に必要な道具・機器

工具"
次の項目が、局所排気装置の点検に必要な道具の一覧です。

1.必ず準備すべきもの
  • スモークテスター
  • 熱線風速計等直読式の風速計
  • ピトー管及びマノメータ
  • 温度計(表面温度計、ガラス温度計等)
  • テスター
  • スケール
  • キサゲ、スパナ等の手回り工具
  • テンションメータ
  • 聴音器又はベアリングチェッカー
  • 絶縁抵抗計
2.必要に応じて準備すべきもの
  • 微差圧計
  • テストハンマー又は木ハンマー
  • 振動計
  • 粉じん、ガス等の濃度測定器
  • 回転計
  • クランプメータ又は検電器
  • その他(超音波厚さ計、特殊冶具等)
[参照] 局所排気装置の定期自主検査指針(厚生労働省) 

局所排気装置は法令によってさまざまな機能要件が定められているため、点検を行う際には精密機器も多く用意しなければなりません。

ネットでは手に入りづらい道具や機器もあるため、全てを揃えるためには予算と時間が必要です。

次の章では、自社で道具を揃えた場合にどのくらい費用がかかるのかを見ていきます。

局所排気装置を自主点検する場合の費用

クレジットカードをもつ男性
前の章で解説した必要な道具について、値段と合計した概算の費用が以下の通りです。

各道具の値段(佐々木塗料 調べ)
  • スモークテスター ¥4,900
  • 熱線風速計等直読式の風速計¥98,000
  • 温度計(表面温度計、ガラス温度計等)¥10,000
  • テンションメータ ¥15,000
  • 聴音器又はベアリングチェッカー ¥5,000
  • 絶縁抵抗計 ¥35,000
  • 微差圧計¥20,000
  • テストハンマー又は木ハンマー ¥1,500
  • 振動計 ¥89,000
  • 粉じん、ガス等の濃度測定器 ¥43,000
  • 回転計 ¥19,800
  • クランプメータ又は検電器 ¥4,300
  • その他(超音波厚さ計、特殊冶具等)¥150,000 ~

計 約 ¥500,000 ~

局所排気装置の点検には、道具を揃えるのに必要な費用だけでなく、点検自体にかかる人件費や定期的な道具の買い替えなどでも費用が発生します。

これらの初期費用は事業者にとって大きな負担となるため、費用を抑えつつ定期点検を行いたい場合は定期点検の代行を委託するのも一つの手段です。

局所排気装置の定期自主点検は佐々木塗料にお任せください

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「定期自主点検の時期が近づいているけど社内ではできない…。」
「局所排気装置の点検についてもっと詳しく知りたい!」

このようなお悩みを抱えている金属加工業や塗装業の方も多いのではないでしょうか?

佐々木塗料では、局所排気装置の定期自主点検代行を行っております。

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  • 検査も記録表作成も代行
    定期自主点検の際には、検査だけでなく記録表の作成もワンストップで対応します。
  • 定期自主点検の有資格者が在籍
    お客様に安心していただけるために、定期自主点検に関する有資格者が複数名在籍しています。いつでも安心してご相談ください。

佐々木塗料は、定期自主点検の代行業務だけでなく、今回の記事で解説した道具の販売も行っております。

自社で行う場合のサポート等も受け付けておりますので、お気軽にお声がけください!

局所排気装置の定期点検に必要な費用を理解し準備を進めよう

お金

今回は、局所排気装置の定期点検に必要な費用について解説してきました。

もう一度必要な道具や各費用についておさらいしていきましょう。

必要な道具とその値段:
  • スモークテスター ¥4,900
  • 熱線風速計等直読式の風速計¥98,000
  • 温度計(表面温度計、ガラス温度計等)¥10,000
  • テンションメータ ¥15,000
  • 聴音器又はベアリングチェッカー ¥5,000
  • 絶縁抵抗計 ¥35,000
  • 微差圧計¥20,000
  • テストハンマー又は木ハンマー ¥1,500
  • 振動計 ¥89,000
  • 粉じん、ガス等の濃度測定器 ¥43,000
  • 回転計 ¥19,800
  • クランプメータ又は検電器 ¥4,300
  • その他(超音波厚さ計、特殊冶具等)¥150,000 ~

計 約 ¥500,000 ~

定期点検の実施は法令を守るだけでなく、作業者の健康を守るためにも必要です。

しかしながら道具を揃えるだけでも高額であるため、自社の人的リソースも考慮しながら「委託」か「自社」かを慎重に検討していきましょう。