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スタッフブログ

ふるさとの新井田川

2013年07月15日

7月半ばの梅雨真っ只中、皆様如何お過ごしでしょうか?

子供たちも夏休みが待ち遠しい時期になって参りました。

私は夏休みが始まると、ガキども相手に町内のラジオ体操をやらなきゃならないので憂鬱ですが・・・。

 

 

さて、本題です。

私は市内の大館地区、「新井田」の出身ですが、新井田なのになぜ大館地区と呼ばれるのか?

最近の方は知らない方も多いと思います。

 

 

大館地区は、現在の町内名で「中町」、「横町」、「舘下」、「山道」、「十日市」、「寺分」、「妙」、等の13町内で形成され、市内でも人口規模が多い地区です。

 

 

何故大館地区なのか?

最近、「平成の大合併」と呼ばれる市町村再編が有りましたが、それ以前の昭和33年、八戸市に最後に合併したのが、三戸郡大舘村で、そこから「大館地区」と呼ばれます。

 

 

大舘村の旧中心街は、「中町」、「横町」周辺で、中町町内には現在の大館公民館が置かれております。

新井田小学校が有る場所は「新田城」と言う旧八戸藩の支城跡地で、跡地周辺は旧家も多い栄えた地域です。

 

  

大館地域出身の人間は、縦横の繋がりが非常に強く、旧人たちは八戸市に合併する際に八戸市に飲み込まれまいと、地域独自で様々なイベントや行事を行い、結束を高めたと聞いており、現在もその魂は脈々と続いております。

 

 

地域を流れる「新井田川」は、小学校の校歌にも歌われる、大館出身者にとってふるさとの象徴だと思います。

決して大きな川では有りませんが、ゆったりと流れ、大昔より地域に弛まない実りを与え続けて来た新井田川、私もこの川で遊び育ってきました。

 

今も地域の人々が定期的に草刈りを行ったり、清掃活動を行ったりと、様々な活動でこの美しい川を守り続けております。

 

 

現在の新井田川を少しだけ紹介します。

 

 

春の新井田川です。

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私の家の近く、新井田西町内近辺です。

 

遊歩道が整備され、春は桜やつつじが咲き、地域住民の散歩コースになっています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もう少し上流に行ってみると、

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市民病院へとつながる新井田橋です。

 

ゆったりと川が蛇行しているのが分かります。

 

写真には写っていませんが、右手の丘の上に新井田小学校が有ります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

上の写真から数百メートル上流で、新井田川は分岐します。

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右側が新井田川の本流。

軽米方面へと延びて行きます。

 

 

左が支流の松館川です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

分岐した松館川を辿ってみると、

少し上流側へ、

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さけますふ化場が有ります。

秋にはヤナが掛かり、捕獲した鮭から卵を取り、各地へ出荷しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

松館川を更に上流へと進み、蟹沢水源地の近辺まで行くと、

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川の流れもグッと細くなります。

 

この辺りは、今でもしおからトンボやギンヤンマが普通に見られ、夜にはホタルも飛んでいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この辺りの水は完全な湧水で民家も無い為、飲めます。

冷たくておいしいです。

 

 

 

最後、源流に近い辺りです。

DSC00162.JPG

 

写真を撮りに行ったときは、雨不足で川が干上がっていました。

 

このあたりの夏の夜のホタルの数は凄いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

現在でも自然の多い新井田川、これからも地域の人々が守り続け、後世まで美しい姿を残してくれると思います。

 

 

                                                                上野